どんな仕事があるのシリーズ②【福祉・介護編】

あなたは、就職活動を始めるにあたりどんなことを考えますか?
「私にはどんな仕事が向いているのか」「やりたい仕事はどこでできるのか」などと思いをめぐらせるかもしれません。仕事をしている方もふと「何か他にできることがあるのではないか?」「今よりもっと給料が高い仕事に就きたい」など考え、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに、「資格不要だから」「高収入」と記載しているからと先を見ず転職される方もいるかと思います。

人生での大きな決断でもある「転職」を成功させるためにも、目先の欲にとらわれず失敗しないよう心構えが必要です。
あなたにとって満足のいく転職のお手伝いができればと思い、おしごとネット滋賀では、お役立ち情報「どんな仕事があるのシリーズ」として様々なお仕事をご紹介していきます。

さて、「転職」を成功させる心構えとは一体何でしょうか?
① 転職の目的を明確にする。
人生の大きな決断でもあるので、現職続けられない理由を明確にしここは譲れないという目的をしっかり洗い出しましょう。

② 収入だけで判断しない。
転職をするのですから、今よりもっと給料の高いところを選びたいと思うことは当然のことです。
しかし「今より給与が高いからここにしよう!」と安易に選ぶと、実は危険な作業が多い業務内容があったり、ボーナスや賞与がないなど、最終的に年収で比較すると結局今と変わらない場合もあります。
気になる求人があった際は、募集要項をしっかりと理解し、不明点等は事前に質問しておくことをおすすめします。

③ スキルアップを狙う
今より自分の得意分野を発揮できる環境であることや「弊社負担で○○の資格が取得できます」など新しい分野に挑戦するのも目標があれば良いでしょう。

「どんな仕事シリーズ」第2回目は、「福祉・介護職」についてご紹介します。

福祉・介護職は、身体が不自由な人や高齢者の方に対して専門的なケアを提供するお仕事です。
高齢化が進んでいるとされる中で、今後さらに成長が見込める、将来性の高い業種といえます。

まず介護サービスには大きく分けて「居宅サービス」「施設サービス」の2種類があります。
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図のように「居宅サービス」とは、自宅にいながら介護サービスが受けられることができ、
「施設サービス」とは、施設にいる利用者に対して介護サービスが受けられます。

福祉・介護に関わっている職種としては、
① 介護職員
② 看護職員
③ 生活相談員・支援相談員
④ 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は機能訓練指導員
⑤ 介護支援専門員
⑥ 事務職員
⑦ 調理員
⑧ 管理栄養士・栄養士
など沢山の職種が関わりながらサービスを提供しているのが分かります。

介護職は、資格がないと働けないのではないかというイメージをもつ方も多いと思いますが、実際には資格なしでも介護職で働くことができます。
慢性的に人材不足を抱えている日本では団塊世代が後期高齢者(75歳以上)となる2025年に介護職員が全国で約38万不足することを発表しました。
これらのことから、無資格者でも介護の現場で働けるようにすることで人材不足の解消に繋がると考えられています。
無資格は、利用者の身体に直接触れる業務ができないため介護職員をサポートする業務となりますが、無資格でもできる介護の仕事として
① 生活援助
② 掃除、洗濯
③ 送迎業務
④ 事務系業務
など、直接利用者の身体に触れることができなくても、介護職員のサポートをすることで利用者の快適な生活環境を整えることに繋がるため、やりがいを感じることのできる仕事だといえます。

働くうえでやりがいを感じることも大切ですが、やはり働くうえで一番気になるのが「給与」です。
福祉・介護業の正社員の月収はどのくらいなのでしょう?

厚生労働省平成30年度介護従事者処遇状況として下図のような結果があります。
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各業種によって給与は様々です。平成29年度と給与を比較してみると増加傾向にありますが、資格の有無や、サービスよっても給与は異なるため、平均基本給と同じくらいの給料がもらえるわけではないため、求人募集要項をしっかり調べておくことをおすすめします。

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介護職は大きく分けて「身体介護」「生活援助」「その他の支援」の3つの種類に分けられます。
介護職、生活相談員・支援相談員、介護支援専門員のそれぞれ仕事内容として、

・身体介護→利用者さんの身体に直接触れて、身の回りのお世話をする
・生活援助→利用者さんの身体に触れないで掃除、洗濯など身の回りのお世話をする
・その他の支援→リハビリやメンタル面のケアを行う

など介護職は、利用者さんを身近で手助けをし、人の役に立ちたいたいという人、感謝される仕事にやりがいを感じる方に向いているという点は共通しているといえるでしょう。

生活相談員・支援相談員とは、身体介護などは行わず、老人ホームへの入居を希望される方や入居している利用者や家族の相談にのることが主な業務です。
生活相談員・支援相談員になるためには、社会福祉法・厚生労働省令で認められた資格を取得している必要があります。しかし、自治体によっては条件次第で無資格者であっても生活相談員・支援相談員になれる場合もあります。
生活相談員・支援相談員は、困っている人の手助けをし、問題を解決することに喜びを感じることができる人、様々な人と関わるために人付き合いが好きな人には向いているのではないでしょうか。

介護支援専門員は、別名ケアマネジャーと呼ばれています。ケアマネジャーは利用者や家族と相談し、適切なサービスを利用できるように介護サービス計画書(ケアプラン)を作成し、市区町村や自治体、事業者との調整を行うことが主な業務です。
ケアマネジャーになるためには、介護・医療・福祉分野の何らかの資格を持ち、実務経験が5年以上あり、試験に合格しなければなりません。
多くの問題にかかわるため、人付き合いが得意で、気配りができる人、利用者の話に親身に耳を傾け聞き入れることができる方が向いているのではないでしょうか。

また、企業によって違いますが、資格取得費は会社が負担してくれるところもあります。そのため、未経験の方でも資格取得を目指しながら働くことが可能です。
一概に介護の仕事といっても、様々な職種がありますので、自分に合う働き方を見つけることが可能です。

福祉・介護業はこれからの日本に欠かせないやりがいのある素晴らしいお仕事です。
資格取得などを視野に入れて就業後のやりがいを具体的にイメージし、自分に合った職場や働き方を見つけ充実した毎日を過ごしていただきたいと思います。






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