あなたは、就職活動を始めるにあたりどんなことを考えますか?
「私にはどんな仕事が向いているのか」「やりたい仕事はどこでできるのか」などと思いをめぐらせるかもしれません。仕事をしている方もふと「何か他にできることがあるのではないか?」「今よりもっと給料が高い仕事に就きたい」など考え、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに、「資格不要だから」「高収入」と記載しているからと先を見ず転職される方もいるかと思います。
人生での大きな決断でもある「転職」を成功させるためにも、目先の欲にとらわれず失敗しないよう心構えが必要です。
あなたにとって満足のいく転職のお手伝いができればと思い、おしごとネット滋賀では、お役立ち情報「どんな仕事があるのシリーズ」として様々なお仕事をご紹介していきます。
さて、「転職」を成功させる心構えとは一体何でしょうか?
① 転職の目的を明確にする。
人生の大きな決断でもあるので、現職続けられない理由を明確にしここは譲れないという目的をしっかり洗い出しましょう。
② 収入だけで判断しない。
転職をするのですから、今よりもっと給料の高いところを選びたいと思うことは当然のことです。
しかし「今より給与が高いからここにしよう!」と安易に選ぶと、実は危険な作業が多い業務内容があったり、ボーナスや賞与がないなど、最終的に年収で比較すると結局今と変わらない場合もあります。
気になる求人があった際は、募集要項をしっかりと理解し、不明点等は事前に質問しておくことをおすすめします。
③ スキルアップを狙う
今より自分の得意分野を発揮できる環境であることや「弊社負担で○○の資格が取得できます」など新しい分野に挑戦するのも目標があれば良いでしょう。
「どんな仕事シリーズ」第3回目は、「運輸業」についてご紹介します。
運輸業は、商品や人を目的地まで運ぶことが仕事であり、それには様々な業種の方が関わっています。
トラック輸送は、国内の物流の約半分を占めており、ネット通販の普及によって今後も需要が増加することが予想されています。
トラックドライバーの仕事内容としては、小型・中型・大型トラックなどで会社や個人の依頼を受けて荷物を目的地まで運搬することが主な業務です。
トラックの大きさによって必要な自動車免許は違ってきます。長距離輸送、ルート配送、宅配、引っ越しなど会社によって様々な仕事があります。それぞれの仕事によって必要になる免許、スキルが違ってくるので転職の際には事前に調べておくとおすすめします。
トラック運転手が持っていて有利な免許や資格として、
・けん引免許
・大型免許
・大型特殊免許
・フォークリフト運転技能講習
・車両系建設機械運転技能講習
・小型移動式クレーン技能講習
・玉掛技能講習
・高所作業車運転技能講習
・危険物取扱者
などがあり経験者であれば、これらの免許や資格を持っていると手当等で優遇される場合があります。
企業によって違いますが、大型免許などフォークリフトの免許、その他資格取得費を会社が負担してくれるところもあります。
会社負担の制度が整っているところに入社できれば、働きながらスキルアップできるところもあるので、募集要項等も細かくチェックしておくと良いでしょう。
運輸業といっても業務内容はさまざま。配送のトラックドライバーは、決められた日にち、時間内に配送しなければいけないケースがいくつかあります。日にちや時間を間違えてしまうとお客様に大変迷惑が掛かりクレームの元となります。
納品時間を間違えないようにしっかりとスケジュール管理をすることが配送のトラックドライバーにとっては大変重要だといえます。
また、商品に傷をつけてしまったり壊してしまったりすることはもっての外です。梱包されてあるからといって雑にしないで、丁寧に取り扱うように心がけることがトラックドライバーの役割です。
引っ越しのトラックドライバーはというと、引っ越しをするお客様の荷物の運び出しや積み込み、引っ越し先への運び込みを行うため、とても体力を使う仕事ですが、1日の引っ越し件数が決まっているので早く終わればその分早く帰社できるという企業もあるようです。
それぞれの業務のメリット、デメリットを知っていくとドライバーの中でも自分のやりたい仕事は何かというのが見えてくるかもしれません。
トラックドライバーのやりがいとして挙げられるのが、日本社会の物流を支えているということ、荷物を届けることで人を笑顔にすることができることです。
車の運転が苦にならず、また1人で仕事をすることが多いので黙々と1人で仕事をこなしたいという方に向いているのではないでしょうか。
また、倉庫内の仕事はネット通販の普及に伴い、ニーズが高まっています。倉庫内の仕事で必要な資格はないため、未経験の方でも気軽に始めやすい仕事となっています。
倉庫業務の種類としては
① 荷物積み下ろし
② 検品
③ 仕分け
④ 梱包
⑤ 出荷準備
などがあります。
荷物の積み下ろしでは体力を使います。しかし検品、仕分け、梱包の作業は、体力はさほど必要ではありませんが、集中力が必要となってきます。
出荷準備は倉庫内などで出荷前の商品を、用意された伝票やリストを見ながら商品を集めることが主な業務です。
倉庫内の仕事は、無駄なく効率的に作業ができたときに達成感を味わうことができます。普段から仕事を効率的に無駄なく進めることが好きな人は向いているのではないでしょうか。
運輸業はこれからの日本の物流を支えているやりがいあるお仕事だと思います。
資格、免許取得などを視野に入れて就業後のやりがいを具体的にイメージし、自分に合った職場や働き方を見つけ充実した毎日を過ごしていただきたいと思います。