どんな仕事があるのシリーズ⑤【建設業編】

あなたは、就職活動を始めるにあたりどんなことを考えますか？
「私にはどんな仕事が向いているのか」「やりたい仕事はどこでできるのか」などと思いをめぐらせるかもしれません。
現在仕事をしている方もふと「何か他にできることがあるのではないか？」「今よりもっと給料が高い仕事に就きたい」など、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに、「資格不要だから」「高収入」と記載しているからと先を見ず目先の欲にとらわれ転職される方もいるかと思います。

人生での大きな決断でもある「転職」を成功させるためにも、目先の欲にとらわれず失敗しないよう心構えが必要です。あなたにとって満足のいく転職ができるよう、おしごとネット滋賀では、お役立ち情報「どんな仕事があるのシリーズ」として様々なお仕事をご紹介していきます。

さて、「転職」を成功させる心構えとは一体何でしょうか？
① 転職の目的を明確にする。
人生の大きな決断でもあるので、現職続けられない理由を明確にしここは譲れないという目的をしっかり洗い出しましょう。

② 収入だけで判断しない。
転職をするのですから、今よりもっと条件の良い高収入の職場を選びたいと思うことは当然のことです。
しかし「今より給与が高いからここにしよう！」と安易に選ぶと、実は危険な作業が多い業務内容であったり、ボーナスや賞与がないなど、最終的に年収で比較すると結局今と変わらない場合もあります。
気になる求人があった際は、募集要項をしっかりと理解し、不明点等は事前に質問しておくことをおすすめします。

③ スキルアップを狙う
今より自分の得意分野を発揮できる環境であることや「弊社負担で○○の資格が取得できます」など新しい分野に挑戦するなど目標があれば良いでしょう。

「どんな仕事シリーズ」第5回目は、「建設業編」についてご紹介します。

建設業は私たちの暮らしと密接に関わっています。世界中において、なくてはならない重要な業種です。
建物の工事を行う仕事だけでなく、建物に関わる全ての工程の仕事を建設業と呼びます。

建設業には様々な仕事があります。ここでは代表的な仕事をご紹介します。

① 頭脳労働タイプ(建物をつくるまでに必要な仕事)

・設計
発注者が思い浮かべるイメージを図面として書き出します。
要望や規制に合わせて自分の書いた図面が実際に建物として出来上がるやりがいがあります。

関連資格...建築積算士

・現場監督
積算が作成した計算書や設計が書き出した図面にそって構造物を作る仕事です。
材料の手配、人員の手配をし、限られた期限の中で適切な人員の配置や管理を行います。
現場での作業になりますので、天候など様々なトラブルが起こることも想定して臨機応変に対応する冷静さが必要になります。
大勢の作業員の方々と構築物を完成させるという一つの目標に向かって日々コミュニケーションを取りながら安全を第一に心がける仕事でもあります。

完成した際には非常に達成感を感じることができる仕事です。

関連資格...建築施工管理技士、土木施工管理技士、

② 職人タイプ
・大工
木材を加工し、組み立て、お客様の要望通りに形にします。

・とび職人
建築現場に必要な足場を組み、完成したのち取り除くという現場には欠かせないポジションです。
高所を華麗に飛び回ることから現場の華と言われています。また、現場の方の命を守る大事なポジションです。

・塗装工
最後の仕上げに建物の塗装を行います。
外観をよくするためでなく建物の保護や長寿命化を担っています。

・コンクリート工
型枠にコンクリートを流し込み、建物の基盤をつくる仕事です。

・型枠大工
コンクリートを流し込む型枠を作る仕事です。

・鉄筋大工
骨組みとなる鉄筋を組み立てて、設置する仕事です。建物を支える大切な部分です。

③ 専門知識と技術力タイプ

・マシンオペレーター
建設現場で、マシンを制御する仕事です。
重機やマシンを必要とする大規模な現場で工事する際には欠かせない存在です。

・重機オペレーター
重機を動かして土を動かして土構造物を創る仕事です。作業を円滑に進めていくために欠かせない存在です。

・電気設備工
完成した建物に電気を設備する仕事です。電気の送電線網の維持・監視設備・通信設備の維持に関連する工事を行っています。